長生きの仏と早死にの仏 2/3話(出典:碧巌録第三則「馬大師不安」)
多くの人はこのエピソードを聞いて、「ああ、馬大師は社交辞令を適当に返しただけであって、別に大したことじゃないでしょ?」などと思うことでしょう...
東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。 意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。
多くの人はこのエピソードを聞いて、「ああ、馬大師は社交辞令を適当に返しただけであって、別に大したことじゃないでしょ?」などと思うことでしょう...
一言一句を全てビシッと決めようと意気込むと、かえってスベり倒して痛々しいことになることは皆さま既にご経験のあるところと思いますが、仏法のハタ...
かつて達磨大師は師匠の般若多羅(はんにゃたら)からこのような予言を受けました。 「インドの仏教はもうダメだ。仏教の真髄を守るため、オマ...
そんな言葉づらしか見ないような連中に対し、禅の師匠たちは容赦なく痛罵を浴びせます。 いわく「このウルシ桶め!」、また「狐憑きが!」、また「...
で、智藏和尚に「なぜ馬大師に直接聞かないのか?」と聞かれた僧は「だって和尚がアナタに聞けって・・・」などと言ってしまう。・・・もはやギャグで...
そういえば、先日この話を知り合いの坊さんにしたところ「なんだその話! 馬祖和尚の最初のセリフで既にオチがついてしまっているじゃないか・・・ ...
「「法」とは説いたり説かれたりするものではなく、示されたり得たりするものでもない」、と維摩経には書かれています。 だったらそんなもの、...
このエピソードに関し、雪竇和尚は次のようなポエムを詠みました。 「気ままなジイサンには申し訳ないが、ここはひとつドーンとやってみようじ...
ここまでこれたならば、あらゆる制約や束縛から離れて神のごとき力を揮うことができるようになり、しかも本人はそれを凄いことだとか全く思わないとい...
風穴和尚は臨済和尚の弟子筋ですので、まわりくどいことは一切言わずに真実をズバリと指摘します。 で、さらにこう仰るのです。 「たと...