老化と介護と神経科学12 ブックレビュー『毒親介護』石川結貴
『毒親介護』(石川結貴・著 文春新書) 「毒親」というのだから、穏やかではない。強烈なタイトルである。これは、センセーショナル...
日々の通勤電車の中で僕が考えていること
『毒親介護』(石川結貴・著 文春新書) 「毒親」というのだから、穏やかではない。強烈なタイトルである。これは、センセーショナル...
「知能」という言葉がある。心理学、とくに発達心理学の領域でよく使われる言葉だ。神経科学者はほとんど使わず、かわりに「認知機能」という言葉を使...
前回、習字のことを書いた。私は、大人になってから数年間、書道教室に通ったことがある。1年ほど前にやめてしまったのだが。 書道の初心者に...
あけましておめでとうございます。 と言っても、もう1月も半ばなんですが、本年第1回です。 今年もよろしくお願いいたします。 一応ま...
身近な人の、例えば自分の親の認知機能が落ちてきて、生活に支障が出るようになると、何かといらいらすることが多いものである。 「さっき言っ...
身近な人の、例えば自分の親の認知機能が落ちてきて、生活に支障が出るようになると、何かといらいらすることが多いものである。 「さっき言っ...
前にも書いたが、私は「認知症」という言葉があまり好きではない。もちろん、医学的に診断し、原因がわかるものについて治療をすることは大切だ。しか...
物忘れが多くなり、無気力になってきた父を私は首尾よく説得し、医者に連れて行った。 抗認知症薬アリセプトの内服が始まり、父は快活さを取り戻し...
父の物忘れが目立ち出したのは、十数年前のことだ。 物をなくしたり、色々な支払いを忘れたり、母と二人暮らしのため、少しずつ生活に支障が出始め...
前々回私は、「神経科学の視点から見ると、老化というのはなかなか面白いものである」と書いた。こういう、深刻な問題を突き放して見る視点は、科学者...