【 追悼魔談 】魔の表情(6)
中学生という多感にして混乱の時代、少年から青年に移行する中途半端な時代。……当時は歌舞伎にはなんの興味も知識もなく、ただ「小面」のみに執着し...
「魔」の一字をこよなく愛する筆者が語る様々な魔の話。垣間のぞくダークサイドをお楽しみください。
中学生という多感にして混乱の時代、少年から青年に移行する中途半端な時代。……当時は歌舞伎にはなんの興味も知識もなく、ただ「小面」のみに執着し...
子供時代にこんな経験をしたことはないだろうか。 季節は夏で、時間は夜で、男が数人の子供たちを相手に怪談をしている。そういうのを楽しんでやる...
人間はおそらく自分が思っている以上の能力で、外界を見て情報を得ているのではないかと思う。そうでなければ「サブリミナル・テクニック」という「や...
葬儀場から迎えに来た黒のセダンが父の遺体を引き取って行った後、ふと思いついて彼のアトリエに行った。しばし無言で部屋の中央に立った。額装絵画の...
父を描き始めてすぐに奇妙な違和感に気がついた。私は本人をじかに見て描いているのだが、その「本人」は今まで描いてきたあらゆるモデルと決定的に違...
2019年2月1日(金)早朝。私はいつものように6時に起床した。標高650mの山村ではいまの時期、朝は戦慄的に寒い。ベッドを出て足早に隣の仕...
この2月6日水曜日、夜のNHK報道。夢見る少年のように目をキラキラと輝かせた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者が、「はやぶさ2」の着陸...
「魔の石」第3回。今回は隕石の話から始めたい。石は石でも「隕石」と言えば、これはもう通常の「石」とはかなりイメージが異なる。なにしろ過酷な道...
「魔の石」第2弾。今回から数回にわたり「ヒュパティアストーン」と呼ばれる隕石の話をしたい。じつは「魔の石」を語るにあたり、前回の「ホープダイ...
筆者はこう見えても(どう見えてんだか)石が好きである。マニアではないが、かなり好きである。どの程度好きかと言うと…… (1)高校生時代に弘...