デカローグ第6話:森のクマさん
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第六話:『森のクマさん』。今日もまた、どこかの町で熊が町中を彷徨い歩いていた。動物愛護を謳う希美にとって、彷徨い熊を駆除した自治体は攻撃の対象となっていた。そんな彼女に家族は否定的だ。そんなある日、家の前にあるものが落ちていて……。
毛と山と鉄を愛するサイコロジストが、漏れ出た内言、綴ります
ホテル暴風雨10周年企画特別作品 大日向峰歩版『デカローグ』 10の連作物語です。
ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品『デカローグ』リスペクト。
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第六話:『森のクマさん』。今日もまた、どこかの町で熊が町中を彷徨い歩いていた。動物愛護を謳う希美にとって、彷徨い熊を駆除した自治体は攻撃の対象となっていた。そんな彼女に家族は否定的だ。そんなある日、家の前にあるものが落ちていて……。
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第五話:『親ガチャ、子ガチャ』。ドラマ好きの秀子の日課は、朝ドラの感想をSNSで呟くこと。職場の新人にオススメを訊かれ、リストアップして渡した翌日、思わぬ感想が返ってきた。その言葉をきっかけに、前夜娘とのやり取りを思い出して……。
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第四話:『年中無休』。アツシの働く古着屋は閑古鳥が鳴いている。閉店後にかかってくるオーナーからの電話が、アツシの唯一のストレスだ。いや。ホントはいろいろある。彼女との結婚についても、将来のことについても。だから、年中無休でアツシは働く。そんな店にある日……。
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第三話:『そっちはいいんかい!』。2月生まれの夏子の職場に、帰国子女の美夏が配属された。ルー語を操る美夏と「夏繋がり」ということで、古株のさつきに同類にされ、事実、美夏にも懐かれるのだが……。
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第二話:『廃線希望』。かつて義母にしたように、夫を自宅で介護することになった敬子。ところが介護のための部屋は、独立した息子が並べた鉄道のジオラマで占拠されていた。実家を物置のように使う息子に苛立ちつつ、撤去するよう説得を試みるも……。
大日向峰歩 作・小説『デカローグ』第一話:『同担でもいいから』。推し活仲間の莉緒が、待ち合わせに来ない。東京駅の東海道新幹線16番線ホームで待つ、洋子と貴子。そこに莉緒からの電話。二人はそこで思いがけない言葉を聞くことになるのだが……。