ぐっちーさんと話そう<6> 羊をめぐる推察

D型ハウスの魅力とヒツジのメエサクくん illustration by Ukyo SAITO ©斎藤雨梟

Twitterでお話しました

こんにちは。今週もよろしくお願いします!

みなさまこんにちは。
「妄想生き物紀行」編集担当、ホテル暴風雨オーナー雨こと斎藤雨梟です。

先週のぐっちーさんのエッセイ「妄想生き物紀行 第6回 ヒツジ〜毛も肉も利用できる素晴らしい生き物ですが、使い方を間違えると……」を読んで、ぐっちーさんにあれこれお聞きしたもようを、今回もお伝えいたします。

先週のぐっちーさんのヒツジ小説、そしてポッドキャスト「妄想旅ラジオ」第6回「ヒツジ」もお聴きになるとよりお楽しみいただける内容です。

ぐっちーさん、よろしくお願いします

D型ハウスで季節限定のときめきを永遠に

ヒツジといえば、先週の小説で作中の「先生」も大好き(であろう)ジンギスカン。

私はかねてから、野外で飲食する風習、しかも地域性のあるもの(例えば東北地方各地の「芋煮」や沖縄地方の「お墓まいり」など)に興味があります。
北海道においての「ジンギスカン」が単に名物料理であるのみならず「人が大勢集まる機会には何はさておき外でジンギスカン」という、食べる状況を含めての風習であると知った時には大変驚きかつエキサイトしました。北海道の野外で飲食するならばやはり夏。北国の夏は短いでしょう。桜の花見ほどの短期間ではないにせよ、かなり期間限定のイベントではないでしょうか。せっかくの名物料理、夏しか食べられないのは残念な気もしますし、冬は屋内で楽しんだりもするのでしょうか。

そんなことが気になってお聞きしてみました。

ぐっちーさんのお答えは予想通りのようで意外な新事実も発覚!

なぬ!? D型ハウスとは何ぞや? と思わず検索し、これかあ! と見ていたらどんどん可愛く見えてきて、しばし羊をめぐることも忘れてD型ハウス談義。

ぐっちーさん、D型ハウスでジンギスカンを目指して頑張ってください〜!!

ちなみにページトップの絵にあるのがD型ハウス。そして手前にいるのはホテル暴風雨フロント係のメエサクくん(ヒツジ)です。

ということでヒツジの話に戻りますと、やはり今回は

初(ではなかった?) の創作登場に注目集まる!

ヒツジの性質を小説で解説という斬新な手法に注目が集まりました。

シャルル大熊さんからの質問です。

ぐっちーさんのお答えはこちら

意外とテンション低めです。ヒツジ文学を知り尽くし、ヒツジ文学界に会心の作で殴り込み! というわけではなかったようですね。

私も吉田羊さんは素敵だと思います。どちらかというとあまりヒツジっぽくない方のような。

ホテル暴風雨オーナー風こと風木一人さんからも質問です。

おお、確かにアルパカ会のヤンキーとタナカさんの妄想エピソードも、小説と呼んでもいい創作パートでした。「初」の創作ではなかった!? やはりぐっちーさんにはヒツジ文学界の頂点を目指すという密かな野望があるのか……

という疑惑は軽く否定されましたが、真相はいかに。いずれにせよ、ミニストーリーがまた登場するのは楽しみです。

シャルル大熊さん、風木オーナー、ありがとうございます!

そして羊をめぐるミステリー

さてさて先週のヒツジ小説は、小説であるという驚きがあるばかりか、非常に謎めいた作品でもあります。あれ? そうなの? どういうこと? と読み進めるほど気になることが出てきて、謎が謎を呼ぶのです。坂の餅さんからは、こんなコメントをいただきました。

気になる作者ぐっちーさんの回答は……

何と! お任せされちゃったのでますます妄想してしまいますね。

先生は登場時から怪しいです。主人公の「私」も、卒業後どれくらい経っているのかが不明ですが(これによって「私」のキャラクター、主に執念深さゲージが変わってきます)、アーミーナイフが紛失した際、記憶違いも十分あり得るのにまず八木氏を疑うあたり、作中に書かれていないもっと怪しいエピソードがあるのではないかと考えてしまいます。

さらに坂の餅さんがおっしゃるには……

叙述トリックですと!? そうです、ないと書かれていないことはあったかもしれない。推理小説は疑い深く読んでこそ最大限の楽しみが得られるというもの。

妄想は膨らむばかりなのですが、

あ、やっぱりお任せされてしまいました。これは止まらなくなります。

坂の餅さんの妄想ぶりもだいぶひどいです。足も汚さない……って、黒幕として「得をした」ってまさかその(沢を「私」におぶってもらって渡った)こと!? 坂の餅さん、どうもありがとうございます!

羊をめぐる楽しいお話がたくさんできました。ありがとうございました。では今回はこの辺にて。

次回は「帰省」をテーマにした番外編です。妄想旅ラジオ第7回「新春縮小版」 に対応しています。先週とは違った意味で、いつもと違うテイストになりそうです。どうぞお楽しみに。

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