
二十歳の猫、ムギ、長生きの理由?
ムギは6月に20歳になった。猫の平均寿命は15歳と言われているから長生きだ。たぶん生まれつき丈夫なのだろう。丈夫といっても見るからに頑健なタイプではまったくない。小さな猫で強そうか弱そうかといえば弱そう。ただひとつ、これが長生きの理由かな?
心しか泊まれないホテルへようこそ
ムギは6月に20歳になった。猫の平均寿命は15歳と言われているから長生きだ。たぶん生まれつき丈夫なのだろう。丈夫といっても見るからに頑健なタイプではまったくない。小さな猫で強そうか弱そうかといえば弱そう。ただひとつ、これが長生きの理由かな?
「慢性腎不全の進行をおくらせる」のではなく「慢性腎不全を治す」はじめての薬が、遠からず完成するという情報がある。東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授のチームが開発しているAIM製剤がそれだ。
猫が呼ぶのはまあ「ごはん」か「あそぼう」だ。無視して仕事していると(ぼくは絵本作家だからうちで仕事する)、「がしゃん」と嫌な音がする。行ってみると何かが高いところから落とされている。落とされると嫌なものを選んで落とすのだ。
猫の慢性腎不全には食事療法と薬がなにより大事だが、ある意味それ以上に大事なのが猫の健康状態を知ることで、そのために絶対必要なのが検査だ。猫の腎臓病は静かに進行する病気で、表立った症状が出るときにはすでに腎臓機能の50~75%が失われている
20歳の高齢猫ムギの慢性腎不全闘病記。食事療法につづき、お薬のことを書きます。おもに血圧を下げる薬フォルテコールと、吸着活性炭クレメジンのジェネリック「マイラン」のことです。これらのおかげで1000日、腎不全の進行を抑えられています。
猫が二十歳になれたこと、慢性腎臓病とつきあいながら1000日以上生きてこられたことは本当に幸運だった。一番の理由は食事療法にうまくなじめたことだろう。ムギは2年以上ロイヤルカナン腎臓サポートを食べている。効果はてきめんだった。
3年前の検査で慢性腎臓病(腎不全)と診断された。高齢猫にはとても多い病気だが、当時は詳しいことは知らなかった。17歳でもまだまだ元気と思っていたから、動物病院の先生から「慢性腎臓病は治らない。治療方針はこれ以上悪くならないようにすることです」