『プロの絵本作り』シリーズ完結!

電子書籍4冊、紙書籍2冊のラインナップに

5月に電子書籍『プロの絵本作り』の3巻を出版した。
6月には電子書籍の4巻と、紙書籍『プロの絵本作り もう一歩進みたい人の上級編』を出版した。
これで『プロの絵本作り』シリーズは完結となる。2017年6月にこのブログで書き始めたのが最初だから、5年がかりの仕事となった。

整理してみよう。まず電子書籍版は1巻~4巻。

   

電子の1巻と2巻を合本したのが紙書籍の『プロの絵本作り 本気で絵本作家を目指す人に』で、3巻と4巻を合本したのが『プロの絵本作り もう一歩進みたい人の上級編』である。

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絵本作家として20年間、経験したこと、考えたこと、感じたことを、遠慮なし忖度なしでまったく正直に書いた。このような形にまとめられてとても嬉しい。

電子書籍版の1巻と2巻を出版したのが2019年7月で、それ以来おかげさまで多くの方から「面白い」「勉強になった」「はげまされた」とご好評をいただいている。

第2巻のあとがきから抜粋する。

本はまだ見ぬ誰かへの手紙なのだ。
あなたの中に誰かに伝えたい想いがあり、それにふさわしい形が絵本なら、迷うことはない。作ってみよう。
絵本を含め紙の本が今後もずっと残っていくのかはわからない。
しかしこれだけは言える。
10年後は紙の本を出すのはいまより難しくなる。
始めるなら早い方がいい。いつかではなく、いま。明日ではなく、今日。
紙の本は意外に長い生命を持つ。新刊書店から消えても図書館や古書店には残る。何よりも買ってくれた人の本棚に何十年も残る。
あなたが行ったことのない町にも本は行く。
50年後、1000キロ離れた町の図書館であなたの手紙を受け取る人がいるかもしれない。
もしあなたが1冊の絵本を出版すればの話だ。

ぼくは絵本を作ることによってたくさんの喜びを得た。だから絵本を作ろうかな?と思っている人へ贈る言葉はこれしかない。「ぜひやってみて。今日から。いまから!」
きっとあなたにもたくさんの喜びが待っている。

◆風木一人(かぜきかずひと)プロフィール
絵本作家・翻訳家・ホテル暴風雨オーナー。主な著書に『とんでいく』(福音館書店)『とりがいるよ』(角川書店)『にっこりにこにこ』(講談社)『ぬいぐるみおとまりかい』(岩崎書店)『ながいながいへびのはなし』(小峰書店)『猫が21歳になりました』(ホテルの本棚)などがある。イタリア・フランス・韓国・中国・台湾でも多数翻訳出版されている。主な訳書に『こくばんくまさん つきへいく』(ほるぷ出版)『かべのむこうになにがある?』(BL出版 青少年読書感想文全国コンクール課題図書2019)などがある。絵本創作講座の講師、絵本コンテストの審査員も務める。

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