みなさまこんにちは。
今夜はクリスマスイブです。
ねむフクロウは今日もいつも通り眠いそうですが、今回は冬のホリデースペシャル、いつもと少し変えてアニメーションを作ってみました。
冬至にクリスマスにお正月に、なんだか12月は色々集中していて忙しいなあと子供の頃などは思っていたのですが、これらはもともと全部同じものだと聞いて納得しました。
太陽の力が一番弱まる(日照時間が最も短い)日を新年とし、この日から太陽が復活するという考え方は昔から各地にあったようです。太陰暦で新月を月の始めとするのと似ています。
「冬至」は天文学的に正確な「昼間が最も短い日」ですが、カレンダーの新年ももとはといえば「昼間の最も短い日」を意識したもの、クリスマスも新年のお祭りとして聖誕を祝おうと定められたもの(キリストが実際に生まれたのは夏とも言われるそうです)、現在これらが微妙にずれているのは、使用される暦が変化する際、長い間この日と決めて祝ってきたから……などなどの、いわば大人の事情だそうで、おかげでお祭が増殖しました。
夏好きの私としては、冬至がこれだけ華やかなのに夏至は地味にしか祝われないのがやや不満。日が短くてどうにも元気がなくなってくる今の時期は、最も昼の長い「夏至」という正反対の季節に思いを馳せつつ、「これから太陽の復活だ!」と考えることにしています。ひねくれたつもりが、案外古式ゆかしい新年の祝い方です。
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