古きを温め・・・

ホテル暴風雨創刊10周年、おめでとうございます。

「継続は力なり」と言いますが、ホテル暴風雨は継続するだけでなく、多彩なライター(クリエイター)を集めて、内容もグレードアップしているようで、何よりです。津川さんとか北野さんとか浅羽さんとか、オープン当時の方もお元気で連載を続けていらっしゃいます。ぶんのすけさんは出世されて、今では文野潤也さんですね(笑)。おめでとうございます。

私は2016年から2022年まで、2016号室でいくつかの連載をもたせていただきました。
開始順で最初が「脱宗教の時代に宗教について考える」(2016年7月〜2017年4月)。
次が「なにわぶし論語論」(2017年4月〜2019年10月)と「電車・居眠り・夢うつつ」(2017年5月〜2022年11月)。
それから「神経科学の視点から老化と介護を考える」(2019年11月〜2020年7月)。「心・脳・機械」(2020年12月〜2021年9月)。
いずれも「電車・・・」と1週おきの交互連載でした。特定のテーマについて、毎週文章を書き続けるのはやっぱり大変で、その苦労を薄めるために、「電車・・・」を挟み込んだようなわけです。

当時私は電車通勤をしていましたので、毎日電車の中でぼーっといろんなことを考えることが多く、書くネタには困りませんでした。連載終了後もそれは同じ。ある頃から私も人並みにスマホを持つようになり、一時期は人並みに電車の中でスマホを見ることが増えましたが、世の中でしばしばスマホの弊害が言われるようになると、私も電車スマホはやめるようにしました。そしてまた、夢うつつ状態が再来したわけです。

最近も、ネタになるような考えが浮かびました。バベルの塔の現代的意味についての考察です。聖書の中では、人々は神に近づこうとして、天に届く塔を建設し始めるのですが、神は人々の言葉をお互いに通じないようにしてしまい、人間を大混乱に陥れます。
現代社会では、差別を根絶しようとか、世界中の不幸な人を救おうという高邁な理想を掲げる人々と、それに反発を感じる人々の間で「言葉が通じない」状態になっています。
って、あれ?これって、2022年11月27日の「電車・居眠り・夢うつつ」の内容と同じじゃん?!
3年経っても同じこと考えてるって・・・これは「古きを温め」じゃなくてただの堂々巡り?

犬山線頭の中は山手線

お後がよろしいようで。

(by みやち)

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・マンガ・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内> <公式 Twitter

スポンサーリンク

フォローする