第205話 【特別篇】ホテル暴風雨10周年記念アニメ「10」

ホテル暴風雨10周年おめでとうございます。

私は今回、記念にこんな作品を作りました。

「10」(ホテル暴風雨10周年記念アニメーション)

この動画は、私が作ったアニメを八ちゃんに見せて音楽をつけてもらい、制作しました。八ちゃんはつい最近ヤマハのキーボードを手に入れて毎日夢中になって弾いてます。現在、中学二年生の八ちゃんはホテル暴風雨が始まった時は3才でした。そう考えると10年はとてつもなく長く感じます。吉ちゃんは今年二十歳を迎えるので、吉ちゃんの人生の半分を、私はホテル暴風雨に滞在していたことになります。

ホテル暴風雨の0516号室をお借りして連載した過去の作品を振り返ってみると……

津川聡子が愚者な弟ムータローのめちゃんこへなちょこな出来事を絵と文でちくちく綴ります。

「ぐしゃ!ムータロー」(全13話)

実の弟ムータロー(仮名)の話です。

「ムータローはストレートで東大に入ったのに書類に母親の名前を漢字で書けなかった」など、天才過ぎる愚か者→愚者(ぐしゃ)なネタを13話描きました。週刊連載なんて初めてだったので、緊張感と興奮で狂ったように描いていた気がします。今、読み返すと「伝える気あるの?」と思う異常な表現力ですが、実は自分が描いたエピソード漫画の中で最も気に入っている作品です。

津川聡子作・漫画「やっとこ!サトコ」|下校時刻になると小学校の校門前にひよこ売りが来ていた頃の出来事を、記憶の糸をまさぐりながらやっとこさっとこ描きます。

「やっとこ!サトコ」(全70話)

「ぐしゃ!ムータロー」で弟のことを思い出して描いているうちに、自分のこともあれこれ思い出し、漫画に残しておきたくなりました。思い出すまま描き、70話で一区切りつけました。

津川聡子作・漫画「やっとこ!サトコなう」|吉ちゃん(長男)、八ちゃん(次男)、てる君(夫)、四人家族の日常をマンガにします。

「やっとこ!サトコなう」(現在205話目)

忘れられない思い出と同じくらい、明日には忘れてしまうような些細な日常の出来事も大切にしたい、そんな気持ちから現在連載中の「やっとこ!サトコなう」が始まりました。無理なく長く続けたくて隔週にしました。

こんなにたくさんの話を描くことができたのは、毎回、斎藤雨梟さんが書いてくださる編集後記のおかげです。雨梟さんの優しくてユーモラスで知的な文章が大好きで、編集後記は私にとってご褒美のようなものです。そして皆様からいただくご感想やメッセージは、連載を続けるエネルギーの源です。本当にどうもありがとうございます。メッセージを届けてくださる風木一人さん(&テンペストさん)にも、いつも感謝してます。

これからも、ホテル暴風雨ルームナンバー0516号室「ツガワールド」をよろしくお願いします。そして、他の素敵なお部屋もぜひ覗いてみてくださいね。

さてさて、今回の編集後記もとっても楽しみです……な〜んて、ハードル上げてみたりして(^^)

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第205話 【特別篇】ホテル暴風雨10周年記念アニメ「10」」いかがでしたでしょうか。ほんわかしててちょっとヘンテコでかわいい、津川聡子さんの漫画が好きで連載をお願いしてはや10年。『ぐしゃ! ムータロー』を読んで、こんな世界も持っていたのね〜! と面白さに驚いて毎回ワクワクしていたあの頃からも、はや10年。後年「ピアノ漫画」という独自世界を打ち出すとはまだ誰も知りません。そんなサトコさんが、この0516号室でピアノを弾いてくれるアニメを見られる日が来るなんて、感激です!
……はい、高い高いハードルを飛び越えないでひょいっと暖簾のようにくぐってしまった私ですが、これからもずっと当ホテルで楽しい漫画を生み出してくださいね。みなさまもどうぞお楽しみに♪ いつもご愛読ありがとうございます。

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。次回もどうぞお楽しみに♪

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>

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