タオルケットの秘密基地
「秘密基地遊び」というのは世界共通で、主に小学校低学年くらいから大人には見つかりにくい場所で、一定の年齢の集団で行われるものと定義されるらしいが、息子はまだ4歳で、しかも大人である養育者の自分と一緒にその秘密基地を作りたがるので、
「秘密基地遊び」というのは世界共通で、主に小学校低学年くらいから大人には見つかりにくい場所で、一定の年齢の集団で行われるものと定義されるらしいが、息子はまだ4歳で、しかも大人である養育者の自分と一緒にその秘密基地を作りたがるので、
そもそも妊娠、出産というのは命に関わる大怪我をしたのと同じくらいの負担が心身にかかることであり、運良く無事に出産できたとしても多くの母親はその状態からすぐに3時間おきに授乳をしたり、眠ることさえままならない過酷な状況の中に置かれる事になる。
自分も新型コロナウィルスに感染してしまったことで、また子どもとずっと家で過ごす日々がしばらく続くことになった。熱はすぐに下がったものの、倦怠感や食欲不振などの症状が長引いてなかなか厳しい状況ではあったが、なんとか療養期間を終えて回復することができた。
息子はなぜか蚊取り線香のことを「せんもんはっこう」と呼んでいるのだが、これがどこから由来しているのかさっぱり見当がつかない。もしかするとちょっと前に公園で線香花火をしたことで蚊取り線香と線香花火が混ざってしまったのか、自分の知らないうちに新しい商品名が生まれているのか、
このホテルのオーナー、絵本作家の風木一人さんとのコラボレーション作品「とんでいく」の企画として当初は3ヶ月くらいの予定でスタートしたこの育児ノートだが、継続することを決めてから約2年半、1歳半だった子どもは4歳になり、自分も父親として4歳になった。
息子はまたしても突発的な体調不良になり病院で検査を受けた結果、ヒトメタニューモウィルスというものに感染してしまったらしい。聞いたこともなかったこの感染症は比較的近年特定されたもので、現在ワクチンや治療法もなく、ひたすら何度も感染して抗体をつくりだすしか効果的な予防法
事件が起きたのはその前夜である。体調が悪かったせいか機嫌がすこぶる悪く、夜遅くなってテレビを消すと、息子は地団駄を踏んで絶叫しはじめた。「やだ!!テレビもうちょっとだけ見る!あとちょっとだけいいでしょう?おねがーい」
先日子どもを歯科医に連れて行くと、診察台に大きなモニターが正面と天井にまで設置されており、診察の間子どもに自由にYouTubeを見せて気を紛らわせるという状態になっていたが、こんな夢のような世界は自分が子どもの頃には想像もできなかった。
今年のゴールデンウィークはわざわざ遠出をするようなことはせず、だいたい子どもとふたりで近所の公園に行っていつもと変わらぬ休日を過ごすことにした。毎日が新しい子どもにとっては、いつもの公園であっても期待に満ちあふれたお出かけであることに変わりはないようである。
果たして自分が髪の毛のことを気にしはじめたのはいつ頃だったのだろうかと遠い記憶を紐解いてみた。最古の記憶は母に隣の家の玄関に連れて行かれ、床にビニールシートのようなものを敷いて切られていた光景だ。なぜ隣の家かというと、同じ敷地の中にあった