【 生物学魔談 】魔の寄生・ロイコクロリディウム(5/最終回)
………………………… 夕食後に夫に電話した。出なかった。だれかと食事の最中なのかもしれない。移動中でハンドルを握っているのかもしれない...
「魔」の一字をこよなく愛する筆者が語る様々な魔の話。垣間のぞくダークサイドをお楽しみください。
………………………… 夕食後に夫に電話した。出なかった。だれかと食事の最中なのかもしれない。移動中でハンドルを握っているのかもしれない...
………………………… この事件からかれこれ半年ほど経過していたが、メールが来て「会う時間はありますか?」という一文を見た時は、ちょっと...
………………………… タバサはビンを両手で持って庭に出た。フタをとって慎重に傾け、カタツムリを葉っぱの上に誘導しようとした。 「そこ...
………………………… ロイコクロリディウム(以後ロイ)のタマゴは鳥のフンの中にある。カタツムリがそのフンを食べることで、体内に侵入。タ...
………………………… じつは筆者は「生物学魔談」を開始するにあたり、「ヘタをすれば女性読者を失う」という危険性を恐れていた。なにしろ「...
………………………… 数日後、筆者は大学の図書室にいた。ハリガネムシを徹底的に調べるためである。収穫はあった。なぜビーカーの中で出てき...
………………………… 場所は小学校である。相手は教員である。いかにぞんざいな言葉を投げられたとはいえ、いまの筆者であれば、こんな場所で...
………………………… 以下は実話である。 筆者の友人で小学校の先生をしていた女性がいる。5年生のクラス担任をしていたときの話だ。夏休...
………………………… さて前回のつづき。 昨年度2017年11月に米国科学アカデミーから公開された論文によれば、「(タイワンアリタケ...
………………………… 今回から4回にわたり、2月は「生物学魔談」をやりたいと思う。筆者はサイエンス雑誌が好きで、とりわけ生物学のフィー...