
魔 談【 魔の工房13】
………………………… ゆっくりと立ち上がって、ミシマを見た。なにか言うかと期待したが、一見して「こりゃダメだ」と悟った。どういうつもり...
「魔」の一字をこよなく愛する筆者が語る様々な魔の話。垣間のぞくダークサイドをお楽しみください。
………………………… ゆっくりと立ち上がって、ミシマを見た。なにか言うかと期待したが、一見して「こりゃダメだ」と悟った。どういうつもり...
………………………… 石をこよなく愛する地学部男子というのは、地蔵やガラスにも格別の関心を持って見るのだろうか。確かに地蔵は石像であり...
……………………… なにか霊的なものが人にメッセージを送ってくる。そんなことが本当にあるのだろうか。 「本当にあるかだって?」日常的...
……………………… 霊的なものが「見える者」と「見えない者」。この違いはいったいどこから生じるのだろう。先天的な能力の違いだろうか。あ...
……………………… 第2の現場に向かいつつ策を練った。ミシマがなにかを隠している。単なる直感でしかないのだが……その表情、その態度、ぼ...
…………………… なんの小説で読んだのかもうすっかり忘れてしまったが、こんな会話があった。 「人はなぜ夜になると酒を飲むのか?」 ...
………………………… ダザイとミシマ。じつに対照的なふたりだと思っていたが、彼らには意外な共通点があった。ふたりとも姉と妹にはさまれた...
……………………… その助教授はなにか質問を受けたり話しかけられたりした時に、すぐには応答せずしばし黙って相手を見つめるという態度が癖...
………………………… 大ガリとはなにか。すでにおおよその見当はついていらっしゃることだろう。モップを連想させる長い柄の先端に、三角形の...
……………………… こういう経験はないだろうか。ある人が明らかに自分を嫌っている。しかしその理由がわからない。自分としては思い当たるフ...