大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」と「HOUSE ハウス」

大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」と「HOUSE ハウス」

大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を見た。当初、4月公開の予定であったが、コロナの緊急事態宣言のため、公開が延期されて7月末となった。末期ガンと闘いながら制作したとは思えないほど、映画は華麗な映像による大林ワールドが全開で、

野球を見せない、異色の高校生野球応援映画「アルプススタンドのはしの方」

野球を見せない、異色の高校生野球応援映画「アルプススタンドのはしの方」

ところがだ。途中から、この映画とてもいいのだ。この映画は「野球を見せない野球応援映画」なのだと気づいた。野球はいつの間にか接戦だ。展開につれて、もう、ドキドキして、カキーンという球音や、球場のどよめきに耳を澄まして注意を払うことになる。

再開した映画館で観た素晴らしいドイツ映画「コリーニ事件」

再開した映画館で観た素晴らしいドイツ映画「コリーニ事件」

素晴らしい作品に出会った。恵比寿で観たドイツ映画「コリーニ事件」である。チラシは今一つだが、見ているうちにグイグイと作品の世界に引き込まれる。トルコ系ドイツ人(ドイツのマイノリティ)が新米弁護士になり、最初の仕事で、イタリア系ドイツ人の弁護を引き受ける。

巣ごもり生活で見た映画4 韓国映画「玄界灘は知っている」と「神さまこんにちは」

巣ごもり生活で見た映画4 韓国映画「玄界灘は知っている」と「神さまこんにちは」

韓国映像資料院(KOFA)はソウルの西のはずれにある。ディープな韓国映画ファンにとってここほど有難いところはないだろう。何せ、日本ではちょっと見られない韓国映画の歴史的名作、傑作がぞろりと揃っており、「宝の山」があると言っても過言ではない。