第136話 セミ嫌い…じゃない

私はマンションの6階に住んでいますが、外出する時は避難用の外階段で降ります。

エレベーターより早く、景色や風が気持ち良いのですが、夏の間だけはちょっと違います。

私に驚いたセミに、脅かされるのです。

毎回なので覚悟はしていても、やっぱりビビる…まるでオバケ屋敷みたいです。

お盆を過ぎると、セミは本当にオバケになります。


セミゾンビには肝を冷やします。

ちなみに、足を開いてひっくり返っているセミはまだ生きていて、死んだセミは、足を閉じているそうです。

そういえばセミって図体も鳴き声も大きいし、ベランダなど生活圏にまで入ってくるけど、なんか嫌いになれない…

…と、私は思っていたのですが、ネット上ではセミに効く殺虫剤が話題だったりして、今時の日本、セミも生きづらいご時世のようです。

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第136話 セミ嫌い…じゃない」いかがでしたでしょうか。

夏の終わりのセミ爆弾、季節の移ろいを感じる……というくらいのセミとサトコさんの距離感です。セミと私の距離感もだいたい似たようなもの。夏休みのアクティビティとしてセミを観察したり捕まえたりすることも子供たち安定の人気があるようす。ですので、よもやセミにわざわざ殺虫剤を使用する人がいようとは! 季節だけでなく時代の移り変わりを感じる今回でした。何だかんだ、来年もまたサトコ邸の外階段にセミがやってきてくれるといいなと思ってしまいますが、みなさまはどうお感じになられたでしょうか。

「やっとこ! サトコ なう」へのご感想・作者へのメッセージは、こちらからどしどしお待ちしております。次回もどうぞお楽しみに♪

ホテル暴風雨にはたくさんの連載があります。小説・エッセイ・詩・映画評など。ぜひ一度ご覧ください。<連載のご案内>
スポンサーリンク

フォローする