『猫が21歳になりました(3)慢性腎臓病の診断から1400日を生き抜いて』

スーパー猫の日に、ムギの3冊目の本を出版

2022年2月22日は数百年に一度のスーパー猫の日でしたね。このめでたい日にムギの3巻目の本を出版しました。amazonの電子書籍(kindle)です。専用端末がなくてもスマホやパソコンでお読みいただけます。

『猫が21歳になりました(3)慢性腎臓病の診断から1400日を生き抜いて』

猫が21歳になりました 慢性腎臓病の診断から1400日を生き抜いて

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1巻と2巻でムギの20歳の誕生日から21歳の誕生日までを書いたので、3巻はその後のことを書きました。
21歳という高齢と、いよいよ末期になった慢性腎臓病で、体調の変化が激しかった時期です。
体重減少、高血圧、排便困難、視覚障害、むくみ、次から次へ起こる問題に、獣医さんに助けられながら必死で対応した日々の記録です。もう半年前なんですね。

ムギを見送った日と、その後のペットロスの日々のことも書きました。ペットロスは本当につらいです。でもムギを思う悲しみはぼくにとって大切な宝物でもあると感じています。

今回は妻の斎藤雨梟との共著です。妻こそ21年間をムギと共に生きた、ムギの本当のパートナーです。21年間の思いをこめた長文を寄せてもらいました。画家として2枚のムギの絵も描いてもらいました。

ムギ、明日また一緒に遊ぼう。「有明月群」(斎藤雨梟・絵)

ムギ、明日また一緒に遊ぼう。「有明月群」(斎藤雨梟・絵)

風木一人「あとがき」より
「ムギが最後の日に噛んだ跡はぼくの手首に2か月残りました。ずっと残ってほしかったけれどいまは消えました。友人がムギに贈ってくれたお花の一部は切り花なのに4か月もきれいでした。それもいまはありません。
でもムギの思い出だけはずっとぼくらの胸にあります。あの小さくて柔らかい存在が心の奥の大事な場所にいつまでだっているのです。
ムギ、ありがとう」
斎藤雨梟「ムギの贈り物」より
「ムギは21年とかなり長生きをしたが、正直、もっと生きてくれると期待していた。私は常々、自分の余命とムギの余命をきっちり半分こにしようと計画していた。例えば私の余命があと40年、ムギがあと10年ならば、足して2で割ってあと25年、一緒にいるつもりだった。そんな契約を請け負ってくれる悪魔にも神様にもまったく心当たりはないのに、半ば本気であった。」

1巻2巻と合わせお読みいただければ幸いです(下画像からamazonに跳びます)。

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(by 風木一人)

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