第110話 リフォーム 〜床板貼り〜

いよいよDIYリフォームも終盤戦、

本格的に床板貼りをすることになりました。

ネダボンドという床専用のボンドを使います。

巨大なアロンアルファのような容器です。

あれ?

出ない!

と思ったら、先っちょを切り落とすタイプでした。

ちょん切ってみましたが…

あれ?

上品なお好み焼きにかかってるマヨネーズみたいな細さ!

もうちょっとしっかり先っちょを切ってみると…

庶民的なお好み焼きのマヨネーズくらいの太さになり、ようやく作業を開始できました。

初心者のDIYリフォームは、些細な事で手間取ります。

八ちゃんもがんばりました。

私はボンドで八ちゃんを描いてみました。

板を一枚ずつボンドで固定して、ビスで止めます。

八ちゃんは、間違って板に付いたボンドを削り取っています。

スクレイパーで削る作業が好きみたいです。

板を仮置きして、どのくらい隙間が出来るか確認しながら進めました。

「綺麗な板」「節の多い板」「欠けたり傷付いたりしてる板」3種類に分けて使い分けました。ちなみにこの板は、1平米1,000円程の驚きの安さ!本当は床材として使うものではないようです。

このような隅っこの、中途半端な幅に合わせて丸鋸で板を切るのは大変です。てる君ががんばってくれました。

もう、漆喰の恨みは完全にチャラになりました。

この頃から私と八ちゃんはお盆帰省して、てる君と吉ちゃん二人に任せました。

そして2泊3日後、実家から戻って私と吉ちゃんで、リビングをほぼ完成させました。

吉ちゃんがビス止めと丸鋸、私はボンド係でした。

この後、てる君は代休を取って、キッチンなど家中の床に板を貼り、さらに、オイルステンという塗料を殆ど一人で塗ってくれました。

オイルステンの色は二人で選びましたが、二人とも想像していた以上に濃い色でした。

昔のおばあちゃん家みたいな?

すき焼き鍋の蓋のような?

イメージ通りにいかず愕然としたのも束の間、すぐに目が慣れて、「これはこれで良いや」という気持ちになりました。

床が完成すれば家具が置けます。

八ちゃんの誕生祝いが出来ます!

8月20日(土曜日)、おじいちゃんとおばあちゃんがお祝いに来る当日の午前中、ようやくテーブルを運ぶことができました。

嬉しすぎてなかなかローソクの火を消せない八ちゃんに、痺れを切らしたおじいちゃんでした。

(津川聡子 作)


*編集後記*   by ホテル暴風雨オーナー雨こと 斎藤雨梟

津川聡子作「やっとこ!サトコ なう」「第110話 リフォーム 〜床板貼り〜」いかがでしたでしょうか。

この2週間ハラハラしていたみなさま(そして私)、リフォーム続報お待たせいたしました。エンジンかかってからのてる君はもちろん、家族全員のがんばりがすごい! 無事、新居で八ちゃんのお誕生日を祝えて、そして漆喰の恨みが消滅してめでたし、めでたし。床を貼るのって大変そうだとは思ってましたがほんとうに大変です……しかしすき焼き鍋の蓋とは言い得て妙。その渋可愛い色合いがニューサトコハウスにマッチしてますね。八ちゃん、ハッピーバースデー♪♪

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