『ボローニャてくてく通信』の制作も、いよいよ佳境に突入!
こんにちは、てらしまちはるです。
5/27(日)の購読予約〆切りを目前に、ここホテル暴風雨でのプロモーション記事も最終回となりました。今日は鋭意制作中の本編から注目コーナーをピックアップし「何を伝えたくて企画したか」をお話します。
『ボローニャてくてく通信』があれば、海外に不慣れでも、一人の渡航でも、見本市の4日間を積極的に過ごせる――。どのページも、そんな読者の方の安心が念頭にあります。
■巻頭レポート ボローニャ絵本見本市 2018
巻頭はずばり、見本市の俯瞰が目的です。行こうとするのがどんな場所かを把握すれば、自分に必要な準備もおのずと見えてくるのではないでしょうか。
ボローニャ渡航経験者がよく言うひとつに「見本市ではたくさんのことが同時多発的に起こる」というのがあります。これはたしかにそうで、見本市期間中には2万人超が自らの目的を達成しようとおのおの動き、実際に成果を上げていきます。イラストレーターしかり、編集者しかりです。
裏を返せば、誰もが目の前の限られた光景を近視眼的に追いかけているということ。つまり渡航した人でさえ、特定の目的を抱えていれば、見本市を大きな視点で捉えることは難しいのです。そこをフォローできるのがメディアの強み。巻頭でお伝えする内容を、あなたの現地での行動プランに積極的に役立ててください。
■ターニングポイント たけうちちひろさんの場合
見本市を機に成功をつかんだイラストレーターが、どう行動していたかという話題は、いつも関心の的です。彼らの「突破できた走り方」を客観的に見れば、汎用性のあるヒントを得られるのではと考え、コーナーが誕生しました。
今回は、過去の受賞をスタート地点に華々しい活躍を続ける、切り絵作家のたけうちちひろさんにご登場いただきます。読んだ人のなかから、次の一人が生まれるかもしれませんね。
■この出版社が見てくれた 2018年版
イラストレーターが見本市を訪れる目的は、作品の売りこみが大半だと思います。が、すべての出展ブースで売りこみを受け付けているわけではないし、どこがOKなのか知る手段はクチコミしかない……。
そんなブラックボックス状態に少しでも手がかりがあったら、色々はかどりますよね。『ボローニャてくてく通信』では渡航経験のあるイラストレーターの方々に一人ずつ当たり、売りこみOKブース情報を一覧にしました。来年以降行かれる方は、新情報をぜひ編集部へメールでお教えください。更新を重ねて、より使えるアイテムに育てましょう。
■つかう人々
『ボローニャてくてく通信』には、国内の絵本を話題にしたコーナーも織り交ぜています。ここもその一つ。一般に絵本がどう読まれているかを、垣間見られる企画です。
子どもが絵本を読む場面を取り上げたのも、このページの大きなポイント。読者の方の制作や編集のヒントになってくれそうです。
■ボローニャブックフェアへの行き方
慣れない外国の街では、誰だって最初はあたふたします。観光ならそれも楽しみのうちですが、目的が「見本市期間中に最大限のパフォーマンスを発揮すること」なら、なるべく早く街を把握したいところ。
この小さなコーナーを読めば、肝心な会場への行き方と、まずおさえるべき最低限の絵地図が頭に入ります。「とりあえず行けそう」という安心をたずさえて、現地へ羽ばたいてください。
〆切り間近! 5/27までにご予約ください
注目の5コーナーを取り上げました。本編もくじは全11コーナー! 渡航する読者のみなさんを、誌面で応援しています。
5/27(日)23:59が購読予約〆切りです。次はぜひ本編誌面でお会いしましょう!
第1回記事『ボローニャてくてく通信』はじめます by てらしまちはる
てらしまちはる(寺島知春)
児童書編集を経て、絵本専門フリーライター。絵本ナビなどの各種ウェブ媒体や雑誌で執筆。2016年9月には雑誌『AERA』(朝日新聞出版)で、読書関連特集に登場した。女子美術大学ほかで特別講師も。2016年より始めたボローニャブックフェア独自取材を今年、『ボローニャてくてく通信』として発表する。てらしまちはる公式HP