ホテル暴風雨2トークショー:佐野洋子さんの幻の名作を復刊する~『ぼくの鳥あげる』~

暴風雨展2、最初のトークショーが開催されました

この記事では、2019.5/16~5/28 池袋「ギャラリー路草」にて開催中の「ホテル暴風雨展2」

ホテル暴風雨3周年記念|2019年5月16日〜5月28日 池袋・ギャラリー路草にてイベントを行います。2週間の展覧会&6つのトークショーです。

で行われたトークショー

佐野洋子さんの幻の名作を復刊する〜『ぼくの鳥あげる』〜

<ホテル暴風雨3周年記念トークショー>のご案内です。トップバッターはぼく風木一人が務めさせていただきます。5月17日(金)の「佐野洋子さんの幻の名作を復刊する」です。1984年にフレーベル館から刊行された『ぼくの鳥あげる』を、挿絵・デザイン

についてお伝えします。

5月17日(金)、6つのトークプログラムのトップバッターとして、ホテル暴風雨オーナー風こと風木一人のトークが行われました。

このように展示中の作品たちに囲まれてのトークです。この日は満席となりました。

この度幻戯書房より新装復刊された『ぼくの鳥あげる』

広瀬弦さん描く美しい表紙です <amazonで見る>

は、1984年フレーベル館から子供向けのお話として刊行されましたが、90年代のはじめにすでに重版未定の状態で入手困難でした。

佐野洋子ファンでもご存知ない方が多いという幻の名作です。

あのベストセラー絵本、『100万回生きたねこ』の7年前に書かれています。

言わずと知れた名作にしてベストセラー <amazonで見る>

左が『100万回生きたねこ』、右が旧版の『ぼくの鳥あげる』です

実はこの二作、非常に共通点が多いのです。

ややファンタジックで寓話的とはいえ人間の主人公の人生に寄り添った物語版が『ぼくの鳥あげる』

猫を主人公に、さらに抽象化された絵本版が『100万回生きたねこ』と言ってよいくらいに。

片方は入手困難(内容はすばらしいのに!)。片方は多くの人に愛され、読まれ、売れ続けている。

この状況をどうにかしたいと、風木オーナーが編集者として大奮闘!の思いと顛末が熱く語られた90分でした。

これが出来上がった自慢の本ですえっへん by風木一人

復刊すると決めてから本ができるまでのエピソードあれこれにみなさん「へえ〜!」「おお〜!」とリアクションしてくださり、質疑応答コーナーも大いに盛り上がりました。最後にまだ書店に並んでいない出来立てホヤホヤの本の先行販売も行われ、おかげさまで完売!

後半もまだまだトークショー開催します!

昨日で前半が終了した「ホテル暴風雨展2」、後半は2019年5月28日までです。

トークショーもあと3回開催されます。演者と客席が近く、同じデーブルを囲んでお話する感覚が自慢のトーク、お一人様でもお気軽にご参加ください!

5月24日(金)16:30~18:00 楽しい仏像入門
◇◇田中ひろみ(作家・イラストレーター)
仏像にはいろんな種類や位があります。それらを知って仏像に会いに行くと世界が広がります。田中ひろみさんが仏像のことを楽しくお話ししてくださいます。

5月26日(日)14:00~15:30 小説投稿サイトからデビューする
◇◇芳納珪(よしのけい:小説家)
『天ノ狗(アメノキツネ)』(光文社キャラクター文庫)の著者芳納珪さんに、WEBからデビューした経緯、WEBと紙の感覚の違いなどをうかがいます。

5月26日(日)16:30~18:00 RADIO CRANE’S Now on air
◇◇クレーン謙(イラストレーター・絵本作家)
ラジオドラマあり、弾き語りあり、ラジオ・クレーンズ今夜だけの生放送。ゲストコーナーには絵本作家・なかおまさとしさんが登場!お便りコーナーもお楽しみに!

先着順定員20名様。参加費1500円、事前予約制です。ご希望のトークのタイトルと、お名前、お電話番号、人数をメールでお知らせください。<こちらから

注意:折り返し「受付完了のメール」をお出しします。もし翌々日までに届かない場合は<info@hotel-bfu.com>からのメールを受信できる設定にして再送お願いいたします)

ご来場&トークショーへのご参加心よりお待ちしております!

ホテル暴風雨オーナー 風木一人&斎藤雨梟